モルディブの新しいリゾート・クダドゥプライベートアイランド旅行記のまとめです。
ハウスリーフ、ドロップオフへのアクセスのしやすさ、ヴィラの作りなど、今まで訪れたモルディブの中でも群を抜いて良く、とても素晴らしいリゾートでした。
※以下、全て訪れた時点(2019年)での情報となります
余談: AAAコンセプトとは?
クダドゥでは、AAAコンセプト(Anything. Anywhere. Anytime.=いつでも、どこでも、なんでも好きなことができる)というスタイルが取り入れられています。
オールインクルーシブというと、食事と飲み物が込みというイメージですが、クダドゥではなんと、
モルディブで思いつくようなエクスカーション、デスティネーションダイニング、スパ、ランドリーなど、全てが滞在費に含まれているのです。
<一例>
- 飲食代
- スパ
- ダイビング
- シュノーケリングツアー
- クルーザー貸切
- サンドバンク貸切
- デスティネーションダイニング
- 系列リゾートへのアイランドホッピング
- テニス
- ゴルフ
- ランドリー←数に限りなしで非常に助かる!
朝食、ディナーなども様々なデスティネーションダイニング、エクスカーションを好きなだけ楽しめます。
また、クダドゥは15歳以上のみ、滞在が可能です。
ビーチレジデンスもないため、気軽にビーチをお散歩できますし、とても静かに過ごせます。
(1) 場所・ラウンジについて
ラヴィヤニ環礁に位置していて、2019年時点でのアクセスは水上飛行機のみとなります。
マレからリゾートまでは水上飛行機で約40分+ボートで5分程です。
※水上飛行機は朝6時半くらい~夕方17時半くらいまでしか飛べません
なので、国際線でのマレ到着が夜の場合や、マレ出発が早朝の場合は、マレでの1泊が必要となります。
空港ラウンジについて
マレ(ヴェラナ国際空港)には、クダドゥゲストが使えるラウンジがあります。
ただし、私たちが訪れた2019年時点では、クダドゥ専用ラウンジはまだなく、フラワリリゾートのラウンジ奥のスペースを利用でした。
ラウンジのオープン時間
クダドゥのラウンジ営業時間はゲスト到着から~出発まで。
つまり、帰りは国際線出発ぎりぎりまでラウンジ利用させてもらえます。マレの国際線出発が深夜でも、クダドゥラウンジで待つことができるので有難いですね。
(2) ヴィラ(レジデンス)の作り
リゾートを設計したのは、NY在住の建築家・Yuji Yamazaki氏です。
海外にいながらも、日本の和を感じられるリゾートとなっていて、とにかく過ごしやすい。
モルディブだけではなく、今まで訪れたどのリゾートよりも過ごしやすく、私の中では現時点でNo. 1です。
1~3泊の短期滞在なら、過ごしやすいリゾートはたくさんあると思いますが、5泊以上していると、ここがこうだったら・・・というのが出てきますよね。
ただし、クダドゥはそういったものが一切なく、バスルームも含め、とにかく全て考えられたデザインで、最高の居心地でした。
ベッドルーム
無駄な仕切りがなく、広々としたベッドルーム。
お部屋にあるお菓子、アルコール、ソフトドリンクは全て無料、毎日補充されます。
シャンパンはテタンジェ、ルイロデレールなども毎日好きなだけ飲み放題。
その他のカクテル、ウィスキーなども好きなだけ飲めます。
欲しいものがあれば、事前リクエストも可能で、手に入らないワインや高額なものを除いてはできるだけ手配します、とのことでした。

テラス
テラス&プライベートプールも広く快適です。
プールは良くあるつかるだけ、なプランジプールではなく、しっかり泳げる広さ。

何よりレジデンス1~6、9~15はドロップオフが非常に近く(↑)、タイドが低い時間でも楽にアクセスできるのが、かなりの魅力。
※上の写真は、私たちが滞在したレジデンス4からドロップオフまでの距離です。
一かき(約3秒)で行ける上、いつも魚が群れているエリアで最高でした。
一番感動したお風呂
お風呂は全てウッドフロア。
日本の旅館のような過ごしやすさで滑りにくいし、とにかく快適。
よく考えられた作りだなと、滞在していて日に日に良さが分かってくるお風呂でした。
シャワールームからテラスまでのアクセスも、お部屋の外に通路があるという・・・
なので、お部屋の中が水滴で汚れないんです。

この仕切りがすごい!
そしてテラスの横の仕切りを見てみてください。
仕切りが斜めになっていて、正面からだと海が見えるんです。
斜めの仕切りなので、もちろん隣は見えないし、隣からも見えません。
プライバシーを守りつつ、正面からは海が見える=より広く感じる設計です。
どこをとっても、今まで訪れたリゾートの中で、一番過ごし良かったです。
(3) リゾートの雰囲気と客層
15歳以上のみが滞在できるリゾートであること、また客室数は15部屋のみのため、とにかく静かです。
専属のバトラー制となり、クダドゥが提供する「ゲストに、プライベート島のように楽しんでもらう」という姿勢が徹底されています。
なのでエクスカーション一つとっても、他のゲストと一緒に・・・というのは一切なく、全てプライベートツアーで手配してくれます。
レストランやスパも、客室15部屋のみとは思えないほど広くとってあるので、混み合うだとか、そういったことが一切なかったです。
他の客層が分からないという素晴らしさ
スタッフの細かい気配り&アレンジメントで、他ゲストを見かけることがほぼなく、滞在客がどんな方たちか全く把握ができませんでした。
静かに過ごしたいなら、この客室数の少なさはとても魅力だと思います。
滞在の2週間前にはバトラーが決まり、サンライズ、サンセット情報を送ってくれるだけではなく、タイドの情報も送ってくれました。
なので、あぁこの時間はシュノーケリングに良さそうだな、とか、この時間からディナーにしたいな、など事前に考えることができるという、とても画期的なサービス。
面倒な方は全て任せればよいし、細かく決めたい方は、滞在中のプランなど事前に相談ができるのがまた良いな、と思います。
(4) ハウスリーフ充実度
島を泳いで1周できること、また、どのスポットにも魚群がいて、私の中ではかなり満足度が高いリーフです。
今までですと、カンドゥルやマーフシヴァルの離島・ロヌボあたりがトップでしたが、クダドゥはそれを超えます。
今まで訪れたモルディブリゾートの中で一番泳ぎやすく、魚影も濃かったです。
タイドが低い時でもドロップオフまで行きやすく、時間を気にせずシュノーケリングできるのも素晴らしい。
レジデンスの内側にも2つ梯子があるので、ここからのIN/OUTも可能。
ビーチエントリー(フィンに小石が入って痛かったりする)をする必要もなく、疲れたら島を半周や一周しなくても、ここから戻れるという。
お部屋INでも、ドロップオフまで3秒もかからず行けるため、初心者でも泳ぎやすいのではないかな、と思いました。
シュノーケリングしたいのに引き潮だ~・・・なんてこともなく、この泳ぎやすさは、私の中ではかなり魅力的なポイント。
ハウスリーフではサメ、カメ、ニモ、イトマキエイ、イソマグロ・・・などが見れました。
また、近くのフラワリリゾートやローカル島もプライベートシュノーケリング(AAAプラン)で連れて行ってくれます。

(5) やってみたアクティビティ
AAAコンセプトなので、常識的なお願いは全て叶えてくれます。
ダイビング、シュノーケリング、クルーズ、ウォータースポーツはもちろんのこと、スパ、デスティネーションダイニング・・・なども全てAAAコンセプトです。
無人島で朝ご飯
朝は無人島で朝ごはん食べて、シュノーケリングして。
午後はゴルフ、夜はクルーズで星を眺めたい、など、モルディブで思いつくことはほとんど対応してくれます。

ターコイズブルーラグーンで朝食
朝から最高な気分を味わえるのでオススメ。

バーでシーシャ
シーシャももちろん、AAAコンセプトに含まれます。

お酒好きなら
チーズ&ワインテイスティング。チーズの量はとにかくすごい。離島とは思えない多さです。
ミライドゥに行ったことがある方・・・ミライドゥ以上です。

フラワリも行ける
フラワリへの訪問、シュノーケリング、フラワリレストランでの食事も無料です。
- ※水中レストランはのぞく
- ※フラワリ客はクダドゥには入れません

ワインセラーのお酒
また、ワインセラーもほとんどのお酒がAAAコンセプトに含まれます。
欲しいお酒のリクエストがあれば、事前に伝えることで、常識的な範囲であれば準備してもらえるそうです。
2019年時点では、モルディブ人初のソムリエ・イリヤス氏も現在はクダドゥにいますので、ワイン好きな方でも楽しめると思います。


(6) 食事
朝食については、あれ?と思う味の日もありましたが、ランチ、ディナーは総じて素晴らしかったです。
F&BのマネージャーはFS出身のプラディープ。以前、FS丸の内にもいたそうで。
食べる場所については、メインレストラン一択ではなく、無人島で、ボートで、ラグーンで・・・など。
ディナーも無人島で、ビーチで・・・と希望に応じてセットアップをしてくれます。
時間にしばられない
朝ご飯は〇時から、だとかが一切決まっていませんので、食べたい時に、好きなものを食べることができます。
メニュー
メニューもあってないようなもので、好きなものがあれば事前に伝えておくと良いです。
こんなものが食べたい、というのがあればバトラーに伝えれば、かなりの範囲で対応してくれます。
面倒な時は、お部屋で・・レストランで・・・と選べるののまた嬉しい。
やってみたデスティネーションダイニング一覧
ご参考までに、私たちがお願いしたデスティネーションダイニングです。
個人的にオススメのには★をつけました↓
【朝食】
①→ 無人島を貸切で朝ごはん★
②→ プールでフローティングブレックファースト
③→ 海の上のテラスで朝食
④→ ターコイズブルーラグーン朝食を体験★
⑤→ トリュフ入り蜂蜜ブランチ@ザ・リトリート★
⑥→ お部屋からイルカ鑑賞をしながら朝食
【ディナー】
①→ ジャングルハイダウェイで焼き鳥ディナー★
②→ ビーチでキャンドルライトディナー★
③→ 夜のプールでスパニッシュディナー
④→ 水上レジデンスでイタリアンディナー
⑤→ 希少部位なヒレ肉・シャトーブリアンディナー★
⑥→ イリヤス氏によるチーズ&ワインテイスティング★
他→ シーシャ、お夜食、ハラルシャンパン&苺、ルームダイニング
(7) サービス・日本人スタッフ
私たちが訪れた時点では、日本人スタッフはいませんでした。
マネジメント体制
ただし、リゾートマネージャ―の方はソネバ、ギリランカンフシに長年勤めていた方。
F&Bマネージャーはフォーシーズンズ(丸の内にもいた方)なので、とてもしっかりしたマネジメント体制です。
その2人+もう一人お名前を聞き忘れたのですが、スリランカ出身のマネージャーがいる限りは、安心して訪れることのできるリゾートだと思います。
リゾートマネージャ―自ら、バギーで送迎してくれたり、F&Bマネージャーもエグゼクティブシェフをわざわざお部屋まで連れてきてくれたり。
気取ったところが一切なく、快適でした。
敷居が高いなぁとか、気後れするなぁとか一切感じさせないのって、実はすごいことですよね。
海外の高級リゾートだと、スタッフによっては値踏みするように見てくる方もいますが、クダドゥではそんなことが一切なかったのがとても良かったです。
感動したこと
シュノーケリング好きと伝えたら、全スタッフ連携(レストランスタッフ、バースタッフ、スパスタッフ)して、大物が見えたら教えてくれたこと。
私たちのバトラー(アディヒコ)がとても優秀な方だったので、バーで居眠りしていても、スパの時間になると迎えにきてくれたり。
ひたすらぼーっとして、頭を休めつつ、かなり快適な滞在ができました。
自分でバギーをよぶ必要も、一度もありませんでした。気が付いたら、いる。すごいバトラー・アディヒコ。
(8) スパ
スパももちろんAAAコンセプトに含まれますので、好きなだけトリートメントを受けることができます。
また、クダドゥにはモルディブ初のヒマラヤンソルトルームがあり、ここで呼吸のエクササイズやスパなど受けることも可能。
おすすめ!↓
スパルームは2階
スパルームは2階に位置しているため、プライバシーもあって良いです。
ここでお風呂に入ることもでき、
- お部屋では「旅館のような和なお風呂」
- スパでは「モルディブらしいオーシャンビューのお風呂」
を楽しめる、とお得な気分でした。
旅行記まとめ
空港ラウンジ→こちら
お部屋→こちら
お風呂→こちら
テラス&プール→こちら
シュノーケリング
- ガイド付きシュノーケリング
- 朝のシュノーケリング
- ハウスリーフを一周
- イエローバックフュージュラーに囲まれる
- ニモたちがいるエリア
- ムレハタタテダイの群れに大興奮
- お気に入りのコース
- ロブスターがたくさん!
- イトマキエイとイソマグロに会えた場所
- クマザサハナムロに囲まれる
- 今までで一番感動したシュノーケリング
ディナー
朝食
スパ→スパ体験
他
- シーシャ(水タバコ)を初体験
- 真夜中のデザート
- ランチ
- ランドリーサービスについて
- バトラーからのサプライズ
- ハラルシャンパンと苺とチョコ
- 最終日のチェックアウト・おもてなし
- 深夜便利用の場合のラウンジ
ツアー
感想まとめ
感想
食事よし、サービスよし、ハウスリーフ抜群、スパもヒマラヤンソルトルームあり、エクスカーションも充実。
ツアーも好きな時間に、思い立った時に、朝食も昼過ぎに食べてもいい、メニューも決まってないので、その日食べたいものをリクエストできる。
モルディブで思いつくこと、常識的なことはなんでも希望をかなえてくれるクダドゥマジック。
滞在2週間前に専属のバトラーが決まり、事前に色々と相談できる、完全オーダーメイドの滞在と今までありそうでなかったリゾートです。
「ゲストがプライベート島のように楽しんでもらう」
「誤請求などのわずらわしさや、追加金額などを一切考えなくて良いリゾートを目指している」
という姿勢が徹底されていましたし、実際体験してみると、テーラーメイドな旅ってこんなにもストレスフリーなんだ、と感動の連続でした。
滞在中も、バギーを呼ばないと・・・なんてのが一切なく。
専属のバトラーが全て管理してくれるので、私にとっては、心と体だけではなく頭も休めることができる完璧なリゾートです。
結局追加で払ったコスト
旅行記まとめに載せたこと全部して、追加で払ったのはなんと58ドルのみ!です。
内訳は、自分で気に入って買ったアイパック:18ドル、バスオイル20ドルが2本のみ。
あとは私が体験したこと全部、AAAプランに含まれているんです!
ちなみに、クダドゥはチップもいりませんというスタンスなので、島にいる時はサインをする必要一切なし。
とにかくゲストにお金のこととか気にしてほしくない、色んな体験を好きなだけしてもらいたい、ということをすべてのスタッフが言っていました。
なので、チップを渡さなくても快適な滞在できると思います。実際私も何回か渡し忘れましたが、対応は全くもって変わらず。
「実はこれは有料のプランなんです」なんていうびっくり展開も一度もなく。
誰一人として何かを買わせようとしたりもなく、クダドゥ内どこに行っても嫌な思いをすることが、一度もありませんでした。
クダドゥモルディブの旅行記を最初から読む→こちらからどうぞ
コメント
はじめまして。いつも旅行記、楽しく拝見しております。
実はこの度、Kudadooに行ってきまして、きっかけはこちらの記事を拝見したことでした。
レジデンスの広さやデザイン、リゾートの対応など、記事にある通りいずれも最高でした。私もシュノーケリングが好きで午前と午後、1日2回はやりたい!というタイプなのですが、残念ながら今回は滞在中風が強く2日連続雨が続いたりと天候には恵まれませんでした。(それでも気合いで何とか天気が落ち着いた時を狙って入りましたが!)
島も1周しましたが、滞在中は、特にレジデンス2〜4あたりがいつも魚が多かったです。私はレジデンス6だったのですが、部屋目の前まで大きなマンタが来るなどもありました。
旅行前にはこちらの記事をとても参考にさせていただきまして、ありがとうございました。Kudadooにはまた絶対に行こうと思います。
※実は夏にドブロブニクも検討しており、こちらの記事も参考にさせていただいております。
これからも旅行記楽しみにしております!
tigalassy様
こんばんは、コメントありがとうございます。
Kudadooに行かれたんですね。しかもマンタが来ただなんて羨ましすぎます!!
見かけた時はびっくりしたのではないでしょうか?想像するだけでテンションがあがります~。
魚群情報もありがとうございます。やはり今でも、2~4が一番多かったのですね。
クダドゥはサービスもレジデンスも、シュノーケリングのしやすさも本当に魅力的ですよね。私としてはお値段だけがひぃぃぃぃという感じです。
私のは2019年の情報ですが、少しでもお役に立てたならとっても嬉しいです。
次はドブロブニクをご検討中とのことで、私が訪れたのはずいぶん前ですが、とっても素敵な街でした。
訪れた際は、是非また様子など教えてくださいね!