2018年5月に訪れたスモールラグジュアリーホテル(SLH)加盟の新リゾート、ミライドゥ(ミレイドホー)の旅行記&感想をまとめてみます。
ミライドゥが気になっている方のご参考になれば幸いです。
(1) アクセス・ラウンジについて
ミライドゥはバア環礁に位置するリゾートで、雨期(6月~11月頃)にかけてぐるぐるマンタが見れるハニファルベイの近くに位置しています。
アクセス
ヴェラナ国際空港(マレ)から水上飛行機で35分ほど(朝6~16時頃までのみ)、もしくは国内線でもアクセス可能(夜間の移動も可能)です。
ご近所にはフォーシーズンズ、アナンタラ、アミラフシ、デュシタニなどがあります。
マレに到着した瞬間からミライドゥのおもてなしが始まり、ラウンジへのプライベートカーでの案内、水上飛行機、ボートでのアクセスなど、すべてお任せしていればOK。
ミライドゥのラウンジについて
一点注意点があるとすれば、2018年時点では、帰りのミライドゥラウンジは、17時までの利用のみでした。
つまり、帰りの国際線フライトが21時以降の場合は、ラウンジ以外で待つ必要があります。
空港のパブリックスペースで待つか、プライオリティパス、ダイナースクラブカードをお持ちの方は、出発前の空港ラウンジで待つようになります。
※マレの空港、チェックイン開始はフライトの3時間前です/2018年情報
水上飛行機について
水上飛行機が飛べるのは、早朝(だいたい6時半から)~夕方(17時半くらいまで)と明るい時間のみです。
これは、ミライドゥだけではなく、どのリゾートでも一緒。
なので、
- 国際線のモルディブ着が夕方以降→マレに一泊してからリゾートへ
- 帰りの国際線が朝出発の場合→リゾートを一日早く出てマレに一泊
が必要となります。
(2) ヴィラの作り・快適さ
ミライドゥの客室カテゴリーは、
- ウォータープールヴィラ(今回私たちが滞在したお部屋↑)
- ビーチプールヴィラ
- オーシャンレジデンス
- ビーチレジデンス
の4つで、全てのヴィラにプライベートプールがついています。
水上プールヴィラはその名のとおり広いプライベートプール付き、オンドーリというぶらんこも付いています。
245平米ある水上ヴィラは虫もヤモリもいなく、海風があるので蚊もいなく本当に快適。
また、こまごまとした仕切りがあるお部屋やテラスと違い、空間を広く使ったタイプのヴィラです。
モルディブではまだまだ珍しいウォシュレット付き(ただし日本のような高性能ではない)トイレも完備なので、新しく清潔なリゾートを求めているならオススメ。
水上ヴィラ・テラスの様子↓

お部屋の中の様子↓

バスルームの様子↓

SLH加盟のホテルだけあり客室数も少なく静か。
欧米系、アジア系が半々くらい、数名アラブ系の方がいらっしゃいました。
小さいお子さんはNGのリゾートなので静かに過ごしたい方にもおすすめです。
ミライドゥは6日間のみの滞在でしたが、客室数が少ないため、他の滞在者の方々とは朝食以外はほとんど会いませんでした。
スタッフはみなさんとってもフレンドリーで、よくお話したスタッフの方々はアマンリゾーツ出身の方が多いなぁという印象が残っています。
(3) ハウスリーフ充実度
数字をつけると90点くらい。
アリ環礁のカンドゥルや、ロヌボ島、クダドゥプライベートアイランドのリーフには負けてしまいますが、ドロップオフまで行きやすく、カメも生息しているので満足度は高いです。
時期、天気にも左右されますが透明度も高く、魚群も多い。
モルディブリゾートはハウスリーフの良しあしで決めてます!とほぼ断言できる私たちから見ても満足度の高いリーフでした。
シュノーケリング初心者は
ビーチヴィラ側からはドロップオフへのアクセスが大変しやすいです。
タイドの低い高いに関わらず、砂場を泳いですぐにドロップオフへ行けます。
ビーチヴィラ側から入るおすすめコース↓
水上ヴィラサイドのハウスリーフ↓

(4) ツアー充実度
ツアーやエクスカーションの充実度は100点。
ただ、素敵だなぁと思うことを毎日したら、お金が大変なことになってしまうのが難点・・・
例えば無人島でピクニックディナー、外洋シュノーケリング、高めのワインを頼もうものなら、1日で30万(宿泊費以外に)とか軽く吹っ飛びます。
- ボート貸切クルーズ
- 無人島でヨガ
- 外洋シュノーケリングツアー
- ボートで星空観賞
- ローカルアイランドツアー
- 無人島ピクニック
- ハウスリーフツアー
- 無人島貸切でディナー
などなど、オプションがたくさんあるので、存分に楽しめると思います。
私たちはリストをHPで見て、絶対にやりたいことに絞ってお願いしました。
無人島貸切で朝食↓

外洋シュノーケリングツアー↓

クルーザー操船↓

(5) 朝食
朝食はオーシャンというレストランで頂くようになります。
毎日ビュッフェ&アラカルトから好きなだけ頼めます。※どの宿泊プランでも同じ
ビュッフェの種類、アラカルトの種類、ドリンクの種類も豊富で、宿泊プランに関わらず、朝からシャンパンも無料です。
味も美味しく、今まで訪れたモルディブリゾートの中で、一番味が美味しいと思う。
<2019年追記>クダドゥモルディブプライベートアイランドが更に上位にランクインしました
朝食レストランもテラス席、室内席と選べるし、景色も良く素晴らしい。スタッフのサービスも抜群です。
ビュッフェの様子↓


(6) レストラン・バー金額目安
ミライドゥにあるレストランは4種類
- オーシャン(朝食会場・昼・夜)
- バッテリ(夜・ファインダイニング)
- コンパスプールバー(朝9時~夜中・ピザ、サラダなどの軽食)
- ショアライングリル(夜・鉄板焼き)
です。個人的には鉄板焼きが一番良かったかな。
夕飯の金額目安
私たちはほとんどお酒を飲まないため、だいたい2人で160~400ドル/日くらいでした(レストランによって異なる)
お酒はだいたい17ドルくらいからとなります。
リストをちらっと見ただけなのですが、ワインの価格帯はボトル300ドルくらい~だった気がします。目が点になるような金額のワインもありました。


(7) サービス・日本人スタッフ
サービスって、人によって受け取り方が大きく異なるものですよね。
あとは、長く滞在すればするほどスタッフと接する機会も増えるわけですし、あれ?と思ったりすることも出てきてしまう。
でもそれを踏まえた上でも、ミライドゥのサービスは、とても安定していたと思いました。
対応やサービスに無理がない。心遣い、純粋に喜ばせようという気持ちが伝わってくるし、わざとらしさもなくてすごく良かったです。
日本人スタッフ
本島には日本人スタッフは2名いらっしゃいました(2018年)
そのうちのお一人、カレンさんとは少しお話したのみですが、とっても優しい方でした。
少し話しただけだから最高だったんじゃなくて、少ししか話していないのに、最高だ!と思わせるってすごいと思う。
私たちがシュノーケリング好き、というのを何気ない立ち話から覚えてくださり、色々と心遣いをしてくれたり。
ふとした会話を覚えていてくれて、喜ぶことをしてくれようとする気持ちが、とっても嬉しかったです。
余談:帰国の際
マレで出迎えてくれたスタッフ、ジャーネィという男性の方がまたまた素晴らしい方で・・・
ミライドゥでは帰りもフライトチェックイン、荷物搬送全て対応してくれます。
最後1時間ほどしか一緒にいなかったのに、お別れの時は泣いてしまったほどでした。
何がすごいの?と言われるとうまく説明できないけれど、心が温かくなる・・・。
お客様!!という扱いでもないのにすごく丁寧でまるでファミリーのような温かさ、そんなサービスでした。
アマンのサービスをさらに洗練し、かつモルディブ特有の温かい接客が加わった感じ。
私たちはまだ30代になったばかりなので、ちょっと気おくれしちゃうかな?と思ったけれど。
行ってみると無理に気取らなくていいし、背伸びもしなくて良い。とても居心地の良いリゾートでした。
(8) スパ
海を見ながら、海から吹く風を感じながらスパを受けたい、と思う方にもオススメ。
モルディブは場所によって景色が楽しめないスパもあるので(カンドゥルとかね)、景色にこだわりがある方でも十分満足するのではないかと思います。
スパ金額は一人、だいたい180ドル/60分くらい~です。
新しくオープンしたクダドゥプライベートアイランドには、ピンクソルトルームなんてのもありますよ↓

(9) 旅行記まとめ
【ラウンジ・移動】
①マレのミライドゥラウンジについて→こちら
②水上飛行機のおすすめの席→こちら
③ミライドゥのアイランドマップとおすすめヴィラ→こちら
【水上ヴィラ】
①水上ヴィラ・プライベートプール&テラス→こちら
②お部屋→こちら
③バスルーム→こちら
【シュノーケリング】
①水上ヴィラサイドシュノーケリング→こちら
②ビーチヴィラサイドシュノーケリング→こちら
③外洋シュノーケリングツアー→こちら
④ガイドハウスリーフツアー→こちら
【レストラン・ルームダイニング】
①イタリアン@コンパスプールバー→こちら
②鉄板焼き@ショアライングリル→こちら
③コンパスプールバー→こちら
④バッテリバー→こちら
⑤ルームダイニング→こちら
【朝食】
①すごい量のチーズ&スムージー→こちら
②アラカルトメニュー@オーシャン→こちら
③朝食ビュッフェ→こちら
④無人島貸切朝食→こちら
【スパ】
①セレニティスパ→こちら
気を付けたいこと
そしてモルディブで行かれる方へ注意点
海の中では歩かないこと
珊瑚がないと思っても、エイが砂の中にいて危険です。小さな珊瑚も生きています。
プラゴミは持ち帰ること
綺麗な海に癒されておきながら、ゴミ問題を抱える国に、プラゴミを堂々と捨ててくるのは考えもの。
日本でだって、山にゴミは捨ててきませんよね。
たまに旅行記でカップラーメンや、お菓子を持参しましたー、など見る(びっくりする!)のですが・・・
そのゴミを持ち帰るなら、持って行っても良いとは思います。
海外では日本人のマナーはやはり一目置かれていますし、ささいなことですが、うっかり捨ててこないように気を付けましょう。
うっかり捨てそうになるもの↓
- 空になった日焼け止め
- 使い切りのプラゴミ
- コンタクトのケースなど
- お菓子のカラなど(私は持って行きませんが・・・)
総評
モルディブリゾートの中でも、ミライドゥの価格は高い部類かと思いますが、
- ヴィラの作り
- シュノーケリングのし易さ
- ハウスリーフの良さ
- 食事の美味しさ
- ツアーの充実度
を考えると、モルディブが初めての方でも、モルディブに慣れた方でも十分に楽しめるのではないかなと思いました。
私たちは5回目のモルディブでしたが、ミライドゥが大好きになりました。
→その後10回目となった今でも、大好きです。
私の個人的な経験ですが、狭いスペースにぎちぎちにヴィラを建てたぞ(←利益重視)なリゾートってどこか残念なところが多い。
ミライドゥは利益重視よりも、
- ゲストのプライバシーをとても大切にしている
- 水上飛行機も6名以上のミライドゥ行きが確定した時点でチャーター機にしてくれる
と、目に見えにくいところですが、他のリゾートとはかなり違うなと感じました。
以上がミライドゥ旅行記の感想まとめです。
ミライドゥに行かれる方も、他のモルディブリゾートへ行かれる方も、楽しい旅となりますように。プラゴミは持ち帰ってね!
BON VOYAGE!
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