モルディブのホテル リゾート選び方【5つのポイント】詳細まとめ&お役立ち情報

モルディブお役立ち情報

今までにモルディブへ10回訪れてみて、気が付いたことをまとめてみました。

 

訪れたのはクダドゥプライベートアイランド、ノーティラス、ミライドゥ、セントレジス、カンドゥル、バロス、ヴェラサルなど、ハウスリーフが良く小さめの島が中心です。

 

これからモルディブへ行こうと考えている方のために、少しでも役に立ちそうなポイントをあげてみますのでご参考にどうぞ。

 

 

余談

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リゾートがたくさんあり、初モルディブだとリゾート選びに悩む方がほとんどだと思います。

 

モルディブはとても特殊な場所で、ホテルのブランドで選ぶと「あれ、こんなはずでは・・・」というのがあります(私の経験上&友人と話すと)

 

 

実際、5つ星ホテルブランドとしてはかなり名の知れたリゾートにも滞在したのに、あまり良い経験ができなかったこともあります。

 

高い金額を払うからこそ間違えるとインパクトも大きいですので、初めてモルディブに行かれる方は、下記を考慮した上でリゾートを選ぶと良いかもしれません。

 

 

(1) 島のサイズや客室数

30弱しかヴィラ数がないリゾートから、200以上のヴィラがあるリゾートまで、たくさんあるのがモルディブです。

 

かなり端折って、簡単に言えば、

  • 静かに過ごしたい→小さめのリゾート
  • 施設の充実を求める→大きめのリゾート

です。

 

 

静かに過ごしたい派

レストラン・バーでは静かに過ごしたい、うるさい・マナーの悪い客が少ないところがいい、という方は、小さめのリゾート(部屋数60以下目安)が良いかと思います。

 

もちろん運次第でもありますが、大きめのリゾートは、必然的に客数も多くなり、マナーの守れない人がいる確率も高まると思います。

 

 

 

レストラン・施設が充実しててほしい派

静けさは気にならない、テニスコートがあったり、ゴルフコースがあったりする方が良いという方は、大きめの島、ファシリティの充実しているところに行くと良いかと。

 

ただし、大きめのリゾートだと水上飛行機がそのまま着水できるようになっているところもあります。

 

すると、数時間ごとにブーーン!という音、ガソリンの臭い、景観が残念だったりすることもありますよ。

 

 

(2) シュノーケリング目的なら

モルディブだからシュノーケリングを楽しみたいという方は、ハウスリーフ(リゾートの周りにあるリーフ)が良い島を選ぶと思います。

 

ハウスリーフの良しあしは、Google Mapなどで島の全体像を見ると、けっこう分かります。

 

 

例えば、↓がハウスリーフびっしりの島。

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島の周りにサンゴが沢山見えますよね。

 

この写真は、私が以前訪れたカンドゥルなのですが、ここまでサンゴが豊富だと、カメ、サメ、イルカが見れました。

 

また、ビーチからドロップオフ(珊瑚と外洋の間)も近いので、アクセスも簡単。ビーチから離れすぎないので、初心者でも泳ぎやすいです。

 

※こちらの写真はBooking.comからお借りしました。

 

 

こちらは、ハウスリーフが少なめの島。

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モルディブと言えば、このような青いラグーンのイメージなのですが、それはつまりサンゴがいない状態です。

 

ハウスリーフでカメ、サメ、魚群などを見つけるのは難しいかと思います。※こちらの写真もBooking.comから。

 

 

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ハウスリーフが良い島は、上空からの見た目はブルーラグーンではありませんが、水の中は竜宮城です。

 

リーフが豊富なリゾートの方が、ハウスリーフでカメ、エイ、タコ、サメや魚群がたくさん見れる確率も高くなります。

 

今までで一番感動したシュノーケリング@クダドゥ モルディブ
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外洋へのシュノーケリングツアー

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ハウスリーフに期待ができない場合、リゾートが提供する「外洋シュノーケリングツアー」に参加するという手もあります。

 

ただし1人数万円~するリゾートも多く、高くつきますし、ツアーで大物が見れるとは限らず。また、天気が悪いとツアーがキャンセルになることも多いです。

 

なので、シュノーケリングが目的の方は、ハウスリーフが良い島を選ぶと良いかと思います。

 

 

(3) リゾートの場所(環礁)

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バア環礁、マーレ環礁、アリ環礁・・・・色々ありすぎて最初は??となるかと思います。

 

例えば、ぐるぐるマンタが見れるハニファルベイに行きたいだとか、ジンベイザメが見たいだとか特別なリクエストがある場合のみ、それにあった環礁選びは重要です。

 

しかし、それ以外は実は、あまり意識する必要はないです。

 

 

ハニファルベイのぐるぐるマンタ

雨期(6月~10月)のバア環礁、ラア環礁あたりのリゾート、ハニファルベイへのツアーがあるところを選べばOK(見れるかは運しだい)

 

バア環礁ですと、

  • ミライドゥ
  • ソネバ
  • フォーシーズンズ
  • アナンタラ
  • ウェスティン
  • ヴァッカル
  • アミラフシ
  • デュシタニ
  • ノーチラス

などが有名どころです。

 

 

ジンベイザメ

アウトリガーマーフシヴァルがある南アリ環礁だと他のモルディブの環礁と違い、ジンベイザメがほぼ通年見れる場所なのだそうです。

 

マーフシヴァル周りの他リゾートですと、

  • センターラ
  • W
  • ミリヒ
  • リリー
  • ノヴァモルディブ

などがあります。

 

 

(4) マレからのアクセス(水上飛行機 vs ボート)

国内線は利用したことがないのでなんとも言えないのですが、個人的には、

  1. 水上飛行機30分くらいで行ける距離にあるリゾート
  2. ボートで行けるけれど、マレ・ゴミの島が見えないリゾート

が一番ベストかと。

 

 

 

マレ近くでゴミの島が見えず、ハウスリーフにも定評があるリゾートとなると、バロス、フヴァフェンフシ、カギあたりかなと思います。

 

ちなみにKagiは、クダドゥを作ったYuji Yamazaki氏デザインの新リゾートです。

 

 

 

水上飛行機のデメリット

  • 荷物(重量)制限あり
  • 待ち時間あり
  • 飛べるのは朝から夕方17時半くらいまで
  • 天候に左右され、遅延あり

 

水上飛行機が飛べるのは明るい時間帯のみなので、国際線の到着 or 出発時間によっては、マレでの前泊などが必要になるケースもあります。

 

あとは、波が高いと着水~待機時間にかなり酔ってしまうことくらいでしょうか・・・。

 

また水上飛行機にはトイレや冷房がありませんので、個人的には20~30分くらいの距離にある環礁が良いかな、と。

 

 

ラグジュアリーラインだと、専用機(↑)があるので、かなり快適に移動できます。

 

こちらはノーティラスに行った時の写真ですが、他に専用機のあるラグジュアリーラインリゾートは、ヴェラー、ジョアリ、シュヴァルブランランデリなど。

 

水上飛行機『ノーチラスデザイン専用機』でマレまで | The Nautilus Maldives
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(5) ヴィラの作り・配置が微妙なリゾートもあるので注意

意外なポイントかもしれませんが、ヴィラの作り・配置はけっこう重要です。

 

プライバシーなんて気にしないという方は読み飛ばしてください。

 

 

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こちらはセントレジスモルディブに滞在した時の写真なのですが、微妙なヴィラの配置のためお互いのテラスが見える造りになっています。

 

部屋によっては島側、バーからも見えて、ハズレヴィラに通されたら落ち着かないリスクあり。

 

 

 

気を付けるポイント

モルディブは次々と新しいリゾートがオープンしていますが、「限られたスペースにたくさんヴィラを作ってやろう」という利益重視のリゾートと、

 

「ゲストが心からくつろげる場所を」というリゾートに、二分化してきているように思います。

 

 

 

そんな時は、日本のおもてなしを思い出すと良いかと。

 

例えば日本の旅館で、お互いの部屋がちらっとでも見える高級旅館なんて、そうそうありませんよね。

 

ラグジュアリー=プライバシーでもあると私は思います。

 

 

ヴィラの作りをチェックする方法

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Google画像検索にて、気になるリゾート名(英語)+island mapでたいていリゾートのマップが出てきます。


このような、カーブしてヴィラが建てられた(ヴィラを向き合わせてまで、ぎちぎちに作っている)リゾートは、私はプライバシーに不安を感じます。

 

 

 

個人的に、ヴィラが向き合ってて微妙なのかな、景観はどうなんだろう、と思うリゾートは、

 

ギリランカンフシ、レジデンス、ワンアンドオンリー、シックスセンシズ、ウォルドーフ・アストリア、モーヴェンピック・・・などです。

 

 

(6) お役立ち情報

さて、ここまで選び方のポイントを書いてみましたが、ここからはさらに細かいお役立ち情報を書いていきたいと思います。

 

お役立ち情報では、下記のことについて説明します。

 

  • 帰りの水上飛行機・空港でのチェックインなどについて
  • ハーフボード・オールインクルーシブ・朝食のみどれが合ってる?
  • 水上ヴィラかビーチヴィラのどっちがいい?
  • サンセット側か、サンライズ側か

 

帰りの水上飛行機・空港でのチェックインなどについて

2024年1月時点での情報ですが、

 

マレの空港チェックイン開始

は、フライトの3時間前です。

 

また帰りの水上飛行機の出発時間は、リゾートではなくTMAやマンタエアが管理するため、前日まで分かりません

 

帰りの国際線が18時出発なのに、朝10時くらいの水上飛行機で出発だった・・・ということも稀にあり。そんな時はマレでの観光を入れるか、どこかで時間を潰すようになります。

 

 

リゾートラウンジが開いている時間

リゾートによっては、専用ラウンジが空港島にあるわけですが、営業時間(オープン時間)は各リゾートによって異なります。

 

たいていは18時までが多いようですが、ラグジュアリーラインだと23時など、ゲストの出発まで開けてくれるところもあります。

 

クダドゥ、セントレジスは出発まで滞在させてくれました、ミライドゥは17時まででした。

 

 

 

リゾートラウンジがないリゾートの場合は、プライオリティパスやダイナースで利用できるラウンジを使うか、もしくは空港のパブリックスペースで待つことになります。

 

 

ハーフボード or オールインクルーシブ or 朝食のみプランどれ?

よっぽど毎食がっつりと食べ、酒豪なんですという方以外は、朝食のみか、ハーフボードが結果お得なことが多いです。

 

  • お酒をあまり飲まない
  • 量をそこまで食べない
  • お昼はスキップすることもある
という方はオールインクルーシブより、朝食のみプランがお得かと。
 

 

リゾートにもよりますが、ハーフボードやオールインクルーシブだと、食事を頂けるレストランが決まっていたりするところもあります。

 

 

水上ヴィラかビーチヴィラ?

せっかくのモルディブだから、水上ヴィラという方は多いと思います。

 

ただ、リゾート、季節によっては水上ヴィラだと揺れたり、海の流れが強くて部屋から海にINできなかったり・・・などあります。

 

おおざっぱに言えば、

  • 三半規管がすごく弱いという方はビーチヴィラ
  • 虫やヤモリの方が苦手という方は水上ヴィラ

かな、と。

 

 

小さめの水上ヴィラ(バロス、カンドゥル、ディガリ、マーフシヴァルあたり)ですと、風の強い日はけっこう揺れたりします。

 

ミライドゥ、セントレジス、クダドゥ、ノーチラスくらいのヴィラサイズになれば、揺れませんでした。

 

水上ヴィラは風が吹くので、蚊やヤモリはほとんどいません。なので夜も、テラスでゆったり寛げます。

 

 

サンセット側か、サンライズ側か

どちら側も強風ではなく、料金も同じ、見晴らしも良いのを前提とします。

 

好みにもよりますが、簡単にいえば

  • 朝型ならサンライズ側
  • 朝は苦手ならサンセット側

です。

 

ただし、雨期の西向き(サンセット側)は私の経験上、あまり日が当たらないことが多かったです。

 

 

 

部屋からサンセットを見ながらお風呂も良いのですが、朝に暗い空と海が濃い藍色に変わり、淡い藍色に変わり、輝く水色に変わっていくサンライズ側も美しいです。

 

モルディブの朝6時は、日本の朝10時なので、時差も考慮しつつ、朝型か夜型かで決めても良いかも。

 

 

忘れがち!モルディブでのマナーを守ろう

そして最後に・・・・モルディブへ訪れたらプラスチックごみは持ち帰りましょう!!

 

そして、日焼け止めも多用に注意です。というより、日焼け止めより、ラッシュガードの方が絶対焼けません

 

 

よく、カップラーメンとか

持って行って食べました、持参した方が良いです、なんてブログを見ますが・・・ゴミを持って帰っているのか疑問に思います。

 

山にゴミは捨ててこないのと一緒で、綺麗な海に癒されておいて、ゴミ問題をかかえる国にゴミを置いて帰るのは考えもの。

 

今は、プラゴミを持ち帰ってください、とお願いするリゾート(特に高級ライン)が増えてきています。

 

日本人は海外でマナーにおいて一目置かれていますし、モルディブでも素敵なマナーを持ちたいですね。

 

 

意外にうっかりするのは

使い捨てのコンタクトケース、日本からお菓子を持って行くならその袋(私は持って行きませんが)、日焼け止め、シャンプーボトルも。

 

中身がなくなったから捨てていくのではなく持ち帰る。

 

 

それから私たちは、海に入る際は上下ラッシュガードを着用し、日焼け止めは耳と顔だけにつけています。

 

毎年、何トンという日焼け止めが海に流れ出ているようで、海の生物への影響は分からないけれど、分からないなら少しでも防げるように・・と。

 

以上がまとめとなります。

 

良い旅となりますように。

 

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