ダール環礁に位置するセントレジスモルディブのハウスリーフ、充実度は50%くらいでした。
セントレジスモルディブは比較的広い島となりますが、シュノーケリングできるエリアは限られていますので注意が必要です。
(1) シュノーケルできるエリア
シュノーケルにオススメのエリアが緑で塗ったところ。
しかし、サンセット水上ヴィラ側(波が強い、と書いてあるところ)は「流れが早く、強い」とのことでオススメしないとダイブセンターのスタッフが言っていました。
季節にもよるのかもしれませんが、確かに見た感じ波は強そうでした。
私たちは、
- 上側の水上ヴィラ(オーシャンビュー側)のドロップオフ
- 下側のビーチサイドエリアのドロップオフ
をメインに泳ぎました。
今回は上側、水色に塗ったゾーンのハウスリーフをご紹介します。
泳いだコースは、私たちのヴィラ525からドロップオフまで泳ぎ左に流れた後、右に、そしてヴィラに戻るというコース。
こちら側にはパッセージはありませんので、タイドが高い時を狙ってリーフの上を泳いでいく必要があります。
(2) 水上ヴィラ側をシュノーケリング
シマハギさんたち。
この魚はなんだろう?クリーニングフィッシュ?が一生懸命追いかけていました。
建設時のサンゴ破壊がひどい・・・
ドロップオフ前はやはりちょっとぼやっとしています。砂がだいぶ舞っている。
にしても、建設時の珊瑚の破壊がひどい。
前にシンガポールのSHで開催された、投資イベントで出会ったビジネスマン(モルディブ人)が言っていたこと。
「これからモルディブは沢山のリゾートがオープンするけれど、珊瑚保護をしながら建てるリゾート、構わず壊すリゾート、利用側も賢くなって欲しい。」と。
セントレジスならと思っていたけれど、有名=質の良いホテルというわけではないんですよね。
とっても利益重視なリゾートで、環境保護は形だけやってます、という感じで、今回6回目のモルディブでしたが、他リゾートとのあまりの差に愕然としました。
この魚はバラハタかな?魚図鑑買おうと思っていたのに、また忘れてしまった。
サドルバックバタフライフィッシュ。この口がいつも可愛いと思う。癒される。
珊瑚の中に大量の赤い魚がいました。
どこまで行ってもこわされた珊瑚・・・こんなリゾートにお金を使ってしまったのを後悔する。
むっ、これは。
黄色いふぐです。目の周りが黒くてタヌキみたい。
ガジッ、ガジッときこえたら必ず近くにいるこの子。
パロットフィッシュ?みたいだけれどちょっと模様が違うような。
モンガラカワハギ。ちょっとお洒落な模様。
また違うフグが岩の下に。
警戒しているようなので、脅かしたら可哀そうだしすぐに場所を離れました。
ウツボさん。歯が鋭いね。
パウダーブルーサージョンフィッシュ。いつ見ても綺麗な青に本当癒される。
パロットフィッシュ(?)の群れ。この魚が群れでいるのを初めて見た気がする。
いつも1匹行動が多いけれど、まだ小さめの魚もいるので家族で行動しているのかも。
ドロップオフに出ました。ここから左側へ泳いでいきます。
ドロップオフは砂がそこまで舞っていないものの、プランクトンがすごくて透明度はあまりでした。
む、あれはサメだ。
そのまま行っちゃうかなと思ったら、目の前にきてくれた。でもすぐにスイーっと泳いで遠くへ行ってしまった。
左側の透明度がいまいちだったので、右側へ泳いでいったら・・・・カメ!
見れたのはヴィラ523あたりの前でした。
セントレジスモルディブのハウスリーフではカメがほぼ見れないらしく、すごくレアだと言われました。
まぁこの壊された珊瑚では、魚群もカメも寄り付かないよね。
滞在中毎日もぐったけれど、会えたのは1日だけ。このカメも人間を見慣れないのか、私たちをすごく警戒していました。
こんなリーフにしてしまってごめんね。どうか逞しく元気に生きてね!!
モルディブのブログを書く時は何度も書いてしまいますが、カメが岩陰などに隠れて警戒している時はその場をそっと離れましょう!
写真に撮りたいから、見たいからといってずっと待ち構えていると、恐怖心から浮上せずそのまま死んでしまうカメもいるそうです。
カメも呼吸をしないと生きていけない生き物ですので、あきらかに警戒しているなという時は距離をとってあげると良いです。
またカメはクラゲが大好物なので、プラスチック類のごみをクラゲと間違って食べてしまう子もいます。
なので、ゴミなどは飛ばされないよう注意しましょう。
モルディブはゴミ焼却問題を抱えている国ですし、コンタクトのケース、泡ぶろのプラゴミ、薬のプラゴミなどどんな小さなものも持ち帰るのが良いと思います。
セントレジスモルディブのハウスリーフには、魚群は残念ながらあまりいませんでした。
元から珊瑚のない島ではなく、建設時のダメージが明らかにひどい。ドロップオフも珊瑚がほぼ壊滅状態。
やっぱり所詮、大衆向けの大型ホテル経営という感じ。
ラグジュアリーリゾートのような丁寧な建設は、しないのでしょうね。
ハード面だけはお金をかけているけれど、建設面、ヴィラの使いやすさはかなりコストカットしているな~と感じます。
唯一、こちら側で見つけたニモファミリー。といっても2~3匹くらいしかいなかった。寂しいなぁ。
カスミアジ。以上水上ヴィラ側のハウスリーフでした。
次回、ビーチエリアサイドのハウスリーフをご紹介しますが、セントレジスモルディブは季節に関わらずシュノーケルには向かないリゾートです。
ヴィラへあがる階段も垂直(これもコストをかけていないのが分かります)なので非常に上がりにくい。
ビーチエリア側も、ドロップオフまで波に逆らって泳がないといけないのでかなり疲れます・・・
セントレジスブランドは、都会の大型ホテルでこそ発揮されるものだな、と思いました。
モルディブの他リゾート(口コミが良いところ)や、アマンなどのようなおもてなしを好まれる方は、かなり違和感を感じると思います
(以上、2018年時点情報です)
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