ケニアのサンブル保護区でのゲームドライブでは、なんと、レア中のレアといわれる、チーターの赤ちゃんに会うことができました。
実は、チーターの赤ちゃんは、野生での生存率が低いそう。
理由は、母親が狩りに行く際、自分の子供を茂みなどに隠さないから。
サバンナの肉食動物
獲物(草食動物)に対しての競合を減らすため、ライオン・レオパード・チーターは、他の肉食動物の赤ちゃんを見かけると殺してしまうこともあるんだって。
ライオンは賢く、子供をブッシュの中に隠してハンティングに行ったり、群れで子育てをする一方、チーターは群れをつくるのをしないそう。
そのため、母親が狩りへ行く間、チーターの赤ちゃんは吹きさらしの野で待つだけ・・・・。ライオンやレオパードの格好の餌食です。
以上の理由から、野生でチーター赤ちゃんを見れるのはとても珍しいのだそうです。
今回私たちが滞在したのは、ケニアのサンブル地区。
ケニアといえばイメージするのは、マサイ族という方が多いと思いますが、サンブル族は、動物を見つける天才なのだそうですよ!
私たちが滞在したSARUNIリゾートにも、マサイ族のスタッフがいましたが、その彼でさえ、「サンブル族の目の良さ、動物を見つける勘は優れている」と言っていました。
そしてそれを実証するかのように、お母さんチーターと4匹の赤ちゃんチーターたちを見つけてくれたサンブル族のスタッフ!
前述のとおり、チーターは、ライオンやヒョウのように賢くなく、自分の子供をうまく隠すことができない。
チーターの子供たちは、吹きさらしの野で、ただただ母親を待つだけ。
肉食獣同士、大人になると競合となるため、ライオン、ヒョウはチーターの赤ちゃんを見かけると殺します。とても、厳しい世界なのです。
そんな話をきくと、ますます命の尊さを感じるし、目の前で見ている景色が、いかにいくつもの奇跡が重なってきたものなのか、と深く考えさせられますよね。
母親に毛づくろいされる赤ちゃんチーター。
自分のベロも出ちゃってるよ、可愛すぎる!
こんな小さな生き物たちが、危険なサバンナで懸命に生きる姿は、本当に感動します。
母親が移動すると、
一生懸命、ヨチヨチ歩きでついていきます。
ミャッミャッと独特の鳴き方で、母親チーターについていく赤ちゃんたち。まるで猫みたい!!
目があった!
1匹が母親に毛づくろいされていると、
他の赤ちゃんチーターたちが後ろで羨ましそうに・・・・じーーーーっと。
みんな寄ってきました。なんだ、この可愛さは!(*´Д`)
母親から離れている時は、ちょっと凛々しい顔。どうかみんな無事に育って欲しい。
でもその育ったチーターは、他の動物を殺して生きていくようになるんだよね・・・。
それでも、みんな無事に育ってくれますように、と願わずにはいられませんでした。
続き→アフリカのサバンナで朝ご飯を食べていたら、野生のキリンが歩いて行くとか
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