アフリカ、ケニアのサンブルという地区にあるSARUNIリゾートに滞在してきました。
このリゾートでは、サファリでの朝食&ランチピクニック&ゲームドライブというプランがあり、全てオールインクルーシブなので、追加料金なしで楽しめます。
※朝ご飯ピクニック、ランチピクニックは、どちらか1日に1回までです。
野生動物たちは、朝、夜に活発なため、朝のゲームドライブは朝日が昇る前から出発します。
朝6時半、眠い目をこすって出発。
早速、美しい象の群れが見れました。
リゾートからサンブル国立保護区までは、車で約40分。
早朝、涼しい時間帯は動物たちも活発になります。
ちなみに、ゲームドライブへは、このようなサファリカーで向かいます。
ザ・オープン!だし、最初、ライオンとかの肉食獣に襲われるんじゃないか、チーターが入ってくるんじゃないかととても心配だったのですが、心配は無用でした。
動物は、「車の中に獲物がいる」とは思わず、
「なんだか臭くて(←ガソリン)、変な音をたてる、大きな迷惑な動物」
としか思わないそうです。
つまり、車の中にいれば、人間よりガソリンの臭いの方が強いため、そちらに意識が行くから安心なんだそう。
でも、車から降りると襲われるから、絶対降りないで、とのことでした。
でもそれも、人間が動物にエサを与えないことを徹底しているからこそ、成り立っているのだなぁ、と思います。
これが与えるようになってしまったら・・・臭いけど、なんか美味しいものくれる、となってしまいますからね。
ゲームドライブを少し楽しんだ後、川沿いで朝ご飯。
ゲームドライブ中は、サバンナへ降り立つことは絶対にダメですが、朝ご飯、ピクニックの時はOKです。
といっても、ゲストはまずはサファリカーの中で待機。
その間に、SARUNIリゾートのレンジャー、サンブル族の二人が周りに肉食動物がいないか確認へ行きます。
彼らが暮らす、サンブル族の村は肉食動物が入ってこれないようになっているとはいえ、隣村への移動などの際は、ナイフ一つで、子供の頃からサバンナを歩いたりするそう。
ライオンと出くわしたことあるの?ときいたら、Many times!と当然のように答えていました。
そして、逃げると獲物だと認識されるから、逃げないで戦う姿勢を見せるのが大事なのだ、と。
サバンナのライオンは、人間が恐ろしい武器(ナイフ、銃)を持っているのを知っているから、ほとんどは逃げていくよ、と教えてくれました。
なるほど、もしライオンに出くわしたら戦う姿勢をすればいいと・・・(´з`)
レンジャーたちの見回りが終わり、いざ、人生で初めて、アフリカ、サバンナの大地に降ります。
青い空と、新鮮な空気。乾き始めた川を吹き抜ける風。
なんだか、とても神聖な場所に降り立った気がしました!
後ろは森。どこかにライオンが隠れているのかもしれない。
青い羽のムクドリ。
この子たちが太陽の下を飛ぶと、光が羽に反射して、すごく綺麗なんです。
レンジャーたちから離れて、遠くにいくのはダメ。このくらいの距離ならOKだそう。
一瞬、カバかと思った木。カバが口をあけているように見えませんか?
この日アテンドしてくれたレンジャーはサイモンとジェイモン。二人ともサンブル族です。
サンブル族は、マサイ族などに比べても目が更に良い人たちが多いとのことで、動物を見つける勘が優れているそう。
さて、お待ちかねの朝ご飯は、パンケーキ、パン、ベーコン、紅茶、コーヒーなどのシンプルな朝食ですが、
何せ食べる場所が、
この景色!
川のそばで朝ご飯という、贅沢な時間なので、シンプルな朝食もとても特別に感じる。
ちなみに、この日の参加者は、私たちと、ドイツ人のおじさん(40代半ばくらい)の合計3名のみでした。
川から吹いてくる、アフリカの風ってだけで特別感。
そして、鳥の声、風で草木が揺れる音。ゾウの声、サルの声・・・・
本当、すごいところに来たなぁと思っていたら、
川の向こう側に、キリン!!!!
歩いてる!キリンが歩いているよ!なにこれ、演出!?と一瞬止まってしまった。
だって、朝ご飯食べていたら、野生のキリンが歩いて行くとか経験したことなくて!
初めてサバンナに降り立って、同じ地上から見るキリンは、本当に綺麗で、
ゆっくりゆっくり優雅に歩いて行く姿を、見えなくなるまでずーっと見ていました。
続き→象がアフリカの大地を歩く
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