角館に位置する、客室数たった10室のみの「侘桜(わびざくら)」へ行ってきました。
久しぶりの日本の温泉、美味しいお料理・新米、近くの角館武家屋敷散策など、とても楽しい滞在でした。
(1) アクセス
東京から新幹線で約3時間15分でJR角館駅(秋田県)に到着。駅からは車で約15分(タクシーで約3,000円)でした。
秋田空港からは車で50分くらいだそう。
角館武家屋敷からは車で10分
小京都・角館武家屋敷までは車で約10分なので、ほどよく観光に便利、かつ静かな滞在を楽しめました。
ただしタクシーで片道3,000円ほどと少し割高です。
秋は紅葉、春は桜、冬は雪景色、夏は新緑とどの季節に行っても楽しめるだなんて、素敵ですよね。
侘桜宿泊者の特典@角館武家屋敷内
- 「さとくガーデン」というところでの荷物預かり
- 青柳家の見学が無料
という特典が。
チェックイン前に武家屋敷を手ぶらで散策できたのも、とても便利でした。ここの散策については、また後日書きたいと思います。
(2) お部屋のタイプ3種
10部屋のみで、全室半露天風呂付き。
- ダイニング付き和洋室2部屋
- 和室3部屋
- 和洋室5部屋
となっていて、ダイニング付きのお部屋だけ部屋食が可能。
とはいえ、メインダイニングも半個室使用になっているので、すごく落ち着いてお食事ができました。
フロアガイド上側を向いているのが西向き、下側は東向きです。
今回私たちが滞在したのは、東向きの『東雲」です。
(3) チェックイン
さとくガーデンで荷物を預かってもらい武家屋敷を散策した後は、チェックイン時間の15時に合わせ、侘桜へと向かいました。
築200年の古民家を移築したという、茅葺屋根の古民家がお出迎え。
よく手入れされたお庭も、紅葉もとっても綺麗です。
日本の旅館にうとい私からすると、古民家というと「隙間風が寒いのかな?底冷えするのかな?」というイメージがあったのですが、
床暖房完備で温かく。見た目は古民家なのに、中身は現代的な技術を駆使して作られていてとにかく居心地が良かったです。
スタッフの方がお出迎えしてくれて、玄関へ。
すると囲炉裏と奥にはお座敷の広間が。
鉄瓶がかかっている、梁からつるされているのは自在鉤というんだって。
長さ調整や回転が自由にできるよう工夫されたものなんだとか。日本人なのに、知らないことがたくさん!
大広間は畳に障子に、メンテナンスに手間がかかりそうなものばかりなのに、どれもとっても綺麗です。
欄間にある木?も素敵。
武家屋敷周辺はまだ紅葉が始まったばかり・・・という感じだったのですが、侘桜は少し山の中にあり気温が低いからか、綺麗に色づいていました。
さて、ここに座りまして、
ウェルカムティーと和菓子をいただきます。
スムーズにチェックインをすまし、お部屋まで案内してもらいます。
途中、本物かと思ってびくっとなったリスさんを通り過ぎ、
客室は母屋から少し離れた別館にあります。
せっかくなので外の綺麗な空気を味わいます。
2泊したうち、到着した日が雨だったのですが、雨の侘桜や角館武家屋敷もまたとっても素敵でしたよ。
苔庭。
(4) 和洋室 客室『東雲』
和室リビング
東雲のお部屋は東向きです。お部屋に入ると、イタヤ細工のお馬さんがお出迎え。
イタヤとはイタヤカエデという木を使って編む、秋田の工芸品なんだって。日本は色んな地域に行っても、それぞれ長い歴史、伝統、匠の技があるから、話をきいているととっても楽しいです。
今までは海外旅行がとにかく楽しくて、国内旅行は40代、50代になったらでいいやと思っていたけれど。
今回侘桜を訪れて、日本ってなんて楽しいんだろう!と価値観がかなり変わりました。今後は時間を見つけて、もっと日本国内を見て周りたいなと思っています。
靴箱の中には、館内用のスリッパと下駄が。
侘桜は朝食、夕食ともに浴衣OKなので好きな方を履いて出歩けます。
お部屋に入るとまずは和室。畳がとっても綺麗です。
そして、お部屋に入った瞬間感じたのは「木の良い香り!」すごく良い香りで、部屋にいる時は深呼吸ばかりしてました。
ベッドルーム
和洋室なので、和室の横にベッドが置いてあります。
リネンの手触りもとっても良く。
その後ろにクローゼット。セーフティー付き。
今回は一度、日本のお家にスーツケース(大)を置いてきましたが、羽田→秋田空港と海外から戻って直接飛びたい場合はスーツケース(大)だと置き場に困るかも?
ハンガー。2泊3日とはいえ、秋はコートなども持ってきているのでもう少しあると良いかも。
電話でリクエストしたら、すぐに持ってきてくれました。
バスローブはホットマンとのコラボ商品だそうです。
その他バスタオル、マットなども同じくホットマンの。
館内用のかごバッグ。
貸切露天風呂に行く時とか便利です。
浴衣。靴下も有難い。
上着。これがまた暖かくて!
10月の角館は思ったより寒くて、朝も夜もこの上着を着てご飯を食べに行っていました。
パジャマもあるという、嬉しい心遣い。
私は浴衣だと眠れないので、パジャマがあると本当に有難い。
そしてベッドの横には、ローテーブルとソファ。
和室から見たテラス。
写真を撮り忘れてしまったのですが、左のところにポット、冷蔵庫、コップ、カトラリーなどが入っています。
洗面所
まずは洗面台から。
ここも暖かく、右側の白いの(少ししか映っていませんが)もスイッチを入れると暖かくなる、タオルウォーマー?みたいなのがありました。
アメニティ類。一通りそろっていますがゴミを増やしたくないので使わず。
オムニサンスパリの洗顔フォーム、化粧水、クリームもありました。
シンクは石造りで素敵。
欲を言えば、シンクの他にパウダーテーブルがあったら良かったかな。やっぱり水場でドライヤーを使うのは嫌だし、化粧品を置いておくと水で濡れちゃいますよね。
私の理想通りだったリゾート↓
半露天風呂
では、お待ちかねのお風呂です。
窓は閉めれるので、内風呂のようにも使えますし半露天風呂としても使えます。
洗い場もゆったりとしていて良い。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープも。
愛用のモルトンブラウンに負けず劣らず、髪がしっとりしました。
向こうは森。
このようにテラスからも繋がっているので、動線が良いです。
夏はお風呂→テラスでドリンク→お風呂と無限ループできそう。
テラス
10月はさすがに寒くて、お風呂で温まった後でさえテラスにいれたのは10分くらい。
でも葉っぱが落ちる様子とか、風に揺れる音とか、すごく癒されました。
今度は夏に来てみたいけれど、冬の雪見風呂も捨てがたいなぁ。
みなさんはどんな季節の温泉が好きですか?
夜はとっても静か。
一つ残念だったのは、テラスが喫煙OKで隣から悪臭がきたこと。
喫煙者からすると、この景色でタバコ最高~なんだろうけれど。私はこの景色で綺麗な空気が楽しみたいんだよね。
そうそう。東側のお部屋は、朝は光が差し木漏れ日が綺麗でした。
朝にまたお風呂に入って、
もう少し暖かかったら、朝にテラスでコーヒーなんてのもまた良いよね。
お手洗い
トイレもゆったりしていて、とっても綺麗でした。
さて、お部屋の紹介はここまでで。
冷蔵庫の中のものは無料でいただけるそうで、中にはお茶とビールが。そして、生もろこしも!
あぁ、これから夕飯なのに。でも、ほどほどならいいよね。
夕飯が美味しく食べれなくなるから(もぐもぐ)、ほどほどにしないと(もぐもぐ)・・・・・・・・・・。あ、さっき買ってきたもろこしもあるんだった(がさがさ、もぐもぐ)
日本の美味しいものに抗えるはずもなく。ということで夕食編に続きます。
続き→侘桜の夕食
(5) 侘桜滞在記(秋)まとめ
夕食↓
朝食↓
ランチ↓
貸切露天風呂↓
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