ベトナム・フーコック島にあるJWマリオットに行ってきました。
滞在したのは、ヴィラタイプのお部屋・プール付きの客室です。
余談:ヴィラタイプを選ぶ際の注意点
ヴィラタイプのお部屋は、水色で囲ったエリアになり、右上のLamarck House以外は全て、森側に面しています。
※Lamark Houseのみオーシャンビューですが、1泊100万~となります・・・
ヴィラに泊まるメリット・デメリット
メリット
- プライベートプールがついている
- 専属のバトラーがつく
- 広く静か・プライバシーがある
デメリット
- オーシャンビューが楽しめない(※Lamark以外)
- 森に面しているので、プールに虫が多い
実際に泊まってみた感想ですが、プールの作りがインフィニティとなっていなく、極端に流れが悪いため、あまりおすすめはしません。
私は虫はけっこう平気な方なのですが、それでもプールの虫の多さは辟易してしまうほど。
なので私としては、次回泊まるなら、絶対にホテルルームタイプにします。
(1) リビングスペース
ヴィラの入口です。
1ベッドルームプールヴィラでもいくつか種類がある中、私たちは9501・Mammologieのお部屋でした。
入口を入るとすぐ、このような扉があるのですが、ここは空きません。
反対側にぐるっと周り、リビングにある窓から出入りするようになります。
1ベッドルームプールヴィラのリビングです。
二面採光ですが、周りに木々があるので暗め。
スペースは広いものの装飾品が多いため、動線はあまりよくないです。
リビングにはソファとローテーブル。
この広さのヴィラにするならば、せめてダイニングテーブルは欲しいところ。
天井は高いです。
コーヒーマシンは離れたところにあり、しかも低めのテーブルなので使い勝手がちょっと悪いかなぁ。
やっぱり水~アメニティ類は、大きなテーブルにまとめて置いてあった方が、便利ですよね。
グラス類。
アルコール除菌とおしぼり。
リビング全体図。
(2) ベッドルーム
続いてベッドルームです。
真ん中にベッド。両側にサイドテーブルがあります。
サイドテーブルは広くて良い。
旅行中ってカメラやパソコン、スマホと充電するものがたくさんあるので、サイドテーブルは広いだけ助かります。
ベッドシーツの手触りもとっても良かったです。
プレゼントのお花。
ベッドルームからはプライベートプールが見えます。
とはいえ、プールの向こう側には東屋、その後ろは森となっているので、若干閉塞感あり。
一つ嫌だったのは、カーペットがおいてあったのですが、ちょっとじめっとしていたこと。
個人的には、ビーチリゾートにはカーペットっていらないよね、って思うんです。
毎回ディープクリーニングしてるわけないし、ビーチリゾートだと湿気もたまるしで、なんだか嫌なんです。
と、実はプールヴィラ自体はWOWと思うことが少なくて・・・
むしろヴィラだけで考えると、私の好みからはかなりハズレでした。
しかし、JWフーコックはバトラーやスタッフのサービスがとっても素晴らしいので、ヴィラ以外のお部屋でまた行ってみたいな、と思えます。
(3) バスルーム
ベッドルームの隣にバスルームです。
このバスルームも見た目はとっても素敵なのですが、使い勝手はかなり微妙でした・・・。
まずシンクは、シンメトリーのダブルシンクなのですが・・・
ボウルがとっても小さくて・・・顔を洗う時に、周りにかなり水がこぼれます。
そーっと、そーっと、少量のお水で少しずつ洗わないといけない。
そして、真ん中のパウダーテーブル。
最初は広くて良いなー!と思ったのですが、正面が鏡じゃなくて窓なんですよね・・・
お化粧とかできれば、シンク周りではしたくないじゃないですか。化粧品を水に濡らしたくないし。
なので、真ん中をドレッサーとして使えるように、せめて鏡が欲しいかな、と。
結局、真ん中のテーブルは、物を置くだけのスペースとなってしまいました。
バスルーム入ってすぐ手前にトイレがあるのですが、この扉がまた厄介!
スウィングドア(ウェスタンドア)となっているのですが、ヒンジが固めに留められているのか、扉の開閉が重くて激しい。
扉から出たらすぐ離れないと、勢いでドアに叩かれます。
何度、イテッ!!っとなったか・・・
そしてバスタブ。
お洒落なんだけれど、完全にデザイン重視で、入りやすさは微妙です。
やっぱり、日本の企業努力の賜物であるバスタブが一番入りやすいし、あの品質を知ってしまうと、海外のお風呂ではなかなか満足できなくなるんですよね。
見た目だけなら海外製品も良いのはたくさんあるけれど。
私にとってバスタブは見た目で満足するものじゃなくて、入ってリラックスするものだからなぁ。
シャワールームはバスタブから少し離れている、海外バスルームあるあるです。
シャワー浴びた後、滑らないように気を付けながらバスタブまで歩かないといけない。
海外リゾートの中で唯一、日本の高級旅館だ!と思うほど感動したお風呂↓
アメニティ類。
シャンプー類はアロマセラピーアソシエイツでした。
アロアソは本当に好きで、自分で色々と集めています。本当に質が良い。
そしてクローゼットが、この部屋の規模にしては小さくてびっくり。
ぱっと見は広く見えるのですが、
クローゼット全体図。
ここまで広いヴィラで、どうしてこんなに小さくしたんだろう?と思うほどのサイズ。
リビングとかもう少しけずって、クローゼットスペースにしても良いんじゃないかな、と。
スーツケースを置く場所も、123リットル+小さいスーツケースでぎりぎりでした。
一応書いておきますが。ヴィラが正直かなり微妙だったので、辛辣なレビューが続いてますが、サービスは本当に素晴らしかったです。
だからこそヴィラの微妙さが本当に惜しい。
一応、上にもスペースはありますが、かなり高いので日々使うものを置く場所という感じではなかったです。
と、ここまでリビング、バスルームと、ベッドルーム以外はちょっと辛辣なレビューですが、ではプールは・・・
(4) プライベートプール
ベッドルームを出ると、椅子と机が、その奥はプールです。
テラスにはファンがついています。
巨大な蛾・蜂が大量に・・・
プールは、虫や巨大な蛾が本当にすごいです。
アフリカのプールでも、もっと虫は少なかったくらい。
インフィニティじゃないのと排水がとっても悪いので、薬剤がまかれる度に大量の虫がプールに浮きっぱなしになるんです。
ぱっと見は素敵なんですけれどね。
やっぱり行ってみないと分からないことの方が多いですよね。
JWフーコックのヴィラは、サマーハウスを意識したような作りです。
好きな人はたまらないのでしょうが、ヴィラでは動線の良さや快適さを求める方には、ちょっと合わないかもしれません。
私はリゾートでは、こういう庭よりクローゼットとかが欲しいのだ。
テラスからみたベッドルーム。
水着を干すスペース。
プールの横に屋外シャワー。でもここ、あいつがでるんです。
私が世界一苦手な、ゲロゲロなくやつ(怖くてその名を呼べない)
プール少し入ってシャワー浴びてたら、一緒に横で浴びてたんです。。。
「あれ?これ雨ですよね?」とばかりに、きょとんとした顔して一緒に。恐すぎる。これシャワーだから。
シャワーブースの前にサンベッド。
パラソルもあり、本を読むのに最適なのですが、初日でやつと遭遇してからは、一度も使うことはありませんでした。
プールの向こう側には東屋。
定期的に薬剤がまかれるので、数時間ごとに大量の蜂やら虫がここに落ちてきます・・・
今まで、アジアだけでなく、アフリカ中東など、大自然の中のリゾートに行きましたが、ここまで虫が多いのは、一度もなかったです。
多分ここは何か、根本的な問題があるんじゃないかなぁ。あまりにも自然の中に建てすぎたとか。
蜘蛛の巣が大量にはっていて、落ち葉やほこりで汚れていた謎のオブジェ。
やっぱり、こういうの置くよりクローゼットとかパウダールームが欲しい・・・
多少の虫はあまり気にならない私でも、ここの虫や蛾はサイズも量も規格外で・・・
のんびりできるタイプのヴィラではなかったな、というのが正直な感想です。
ウェルカムフード&サプライズなど
と、ヴィラについてはあまり使いやすい作りではないし、他のリゾートと比べても、とにかく虫の多さが気になりました。
しかし、JWマリオットフーコックのサービスはとても良く、バトラーのトリンさんが親切だったのもあり、とても!!快適な滞在でした。
まずはウェルカムフルーツとスイーツ。
本の形をしたチョコケーキ。GM・Petersen氏からのお手紙は、ちゃんと手書きでした。
それも1~2文ではなく、ちゃんとしたウェルカムレターで、とても嬉しかったです。
小さなことですが、こういうところにGMの良し悪しというか、ゲストリレーションに力を入れているかどうかが出る気がします(セントレジスモルディブからの経験により)
お部屋にはフルーツもあり、毎日補充されます。
ウェルカムスパークリングワイン。
ウェルカムタオルアートと薔薇の花びら。
私たちを担当してくれたバトラー・トリンさんがとっても親切で、毎日色んなお花を活けてくれました。
毎日、花束を持って現れる彼女が本当に爽やかで、あぁまた今日も良い一日になりそう!とわくわくしました。
そして、お願いしていないのに、毎日色んなお菓子(モーニングティーやアフタヌーンティー)を用意してくれて。
はじめは、最初の数日だけかな?と思い、有難くいただいていたのですが、毎日続き・・・
さすがにお腹いっぱいになるし、夕飯も食べれなくなるので、3日目くらいにお断りしました。
でも、気持ちはとっても嬉しかったです。
フルーツを切ってくれたりと、至れり尽くせりで本当に有難い。
豆?を使ったお菓子(左の黄色いの)も、「こちらは日持ちするので。」と。これ、すごく美味しかったです。
ココナッツドリンクも。「今日は暑いので水分補給をしてください。」と無料で届けてくれたり。
お花で隠れちゃってるのですが、私たちの名前を日本語で彫ってくれてたんですよー!すごくないですか?
Googleで調べてくれたんだって!「みあ」と書いてありました♡こんなの初めて!!ありがとう、トリンさん。
なんて親切な人なんだろう、ととっても感動しました。
いくらヴィラが微妙でも、こんな親切なスタッフと出会えるとそれだけで嬉しいし、また戻ってきたいな、と思える。
夜のターンダウンでも、必ずハウスキーピングの方が手書きのレターを用意してくれる徹底ぶり。
サイドテーブルにもお花を活けてくれて、良い香りにつつまれて寝ました。
ハウスキーピングまでお手紙をくれるだなんて、こんなリゾート初めてです。
タオルアートも毎晩。
ハウスキーピング、バトラーの方からの毎日のお手紙は、今でも大事にとってあります。
ゲストリレーションへのこの力の入れよう、すごいです!このリゾート。
まとめ:おすすめのお部屋
ということで、ヴィラ自体はプライベートプールや専属のバトラーがついているものの、
- 虫の多さ
- 景色が望めない
- プールは日があたるがヴィラの中はちょっと暗め
という点であまりおすすめしません。
私としてはヴィラタイプにわざわざ泊まるより、ホテルタイプのお部屋の方が、
- 虫の問題なし
- 日当たりも良い
- 景色もオーシャンビューが楽しめる
ので良いのではないかな、と思います。
ホテルタイプのお部屋は、プライベートプールがついていないというデメリットもありますが、
- ホテルの共有プールが広い
- 目の前のプライベートビーチが綺麗
なので、そこまでプール付きのお部屋にこだわる必要はないかな、と。
ホテルルームにする場合の注意点
ただし、ホテルルームのお部屋にする場合で、プライバシーが欲しい方は、1階に位置するル・ジャルダンは避けた方が良いかと思います(外から見えるため)
オーシャンビューのお部屋が良い方は、ベイビューと付くホテルルームを選ぶと良いかと思います。
以上、正直なレビューでした。
繰り返し書いておきますが、ヴィラ自体は微妙なものの、サービスレベルは非常に高いです。
スパ、各レストラン、バーとどこに行っても嫌な思いをすることがなく、大型リゾートとは思えないほどのきめ細かいサービスでした。
GMがPetersen氏から変わらない限りは、かなり期待できるリゾートなのではないかな、と思います。
続き→コスパ良しのVIPスパ
前回→空港送迎~チェックイン
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