VNL2021@イタリア バレーボールネーションズリーグの感想

2年ぶりのバレーボールネーションズリーグ(VNL)がリミニ@イタリアで開催され、ここ1か月は毎日とにかく忙しかった。ただ画面で観ているだけなのに!

 

大好きなバレーについては普段、旅行記の最後に、たまーに少しだけ書くのみですが・・・。今回は2年ぶりのVNL、しかも久々の国際試合なだけあり、ものすごく白熱した試合が見れたので、その感想を。

 

日本は調子が悪かったのか、盛り上がった試合が少なかったのですが、ブラジル、フランス、ポーランド、スロベニアあたりは、やはりすごかったです。

 

 

余談: 応援しているチーム

好きなチーム

私が応援しているチームは、まずは日本男子・女子チーム。ここで突然違うチームとかあげたらびっくりですよね~。

 

日本以外のチームだと、子供の頃に住んでいたアメリカナショナルチームも応援しています。あとはブラジルのチームもかなり好きで、その2つのナショナルチームの試合は、ほぼ全部見ています。

 

好きなチーム順番

  1. 日本
  2. USA・ブラジル
  3. フランス
  4. イラン
  5. アルゼンチン

 

全試合見ているのですが、私の頭の細胞はとっても働き者で・・・。驚異的なスピードで記憶が削除されていくので、どんな試合だったか、すっかり忘れていることの方が多くて困る。

 

 

余談

海外在住のため、英語解説をきく機会しかなく・・・英語のバレー用語をそのまま使ったり、海外選手の名前をそのまま英語読みしてしまうことがあります。

 

なるべく気を付けますが、あっても気にせずスルーするか、日本語だとこう呼んでますよ、とそっと教えてもらえると喜びます(*´з`)

 

※例

チキンウィングディフェンス、ダブルコード、リバウンドをリサイクル、タッチネットをネットタッチ・・・など。

 

 

COVID19で変わった試合形式・お国柄が出たシーン

2020年はVNLはキャンセルとなりましたが、2021年は無事に開催されました!ただし、各国を周る形式ではなく、イタリアの1か国のみでの開催です。

 

そして、コロナリスクを最小限に抑えるため、ジャッジは主審・副審のみでラインズマンはゼロ

 

モッパー(床を拭く方たち)もなし、ボールも選手自らかごに取りに行く、控えの選手は全員マスク、という、今までに見たことのない試合形式でした。

 

 

ブラジルのチームでは、ルーカスやマウリシオは、コート上でもマスクをつけてプレーしていました。

 

余談ですが、同チーム監督がコロナでVNL離脱のため、監督代理でコーチのカルロス・シュワンケ氏がきていましたが、すごく引き締まっていてびっくりしました。

 

最初見た時に、???????誰?????と認識できないほど変わっていました。

 

 

お国柄が出たな、と思ったこと

今回はラインズマンがいないので、ボールのIN/OUT判定が難しい時が多かったです。

 

そんな中、日本選手は正直なので、ボールがIN(日本側のコート内にボールが落ちた時=失点)や、ブロックタッチをした時は、素直に申告していました。それは海外解説者の方には新鮮にうつるようで、「素晴らしい日本のスポーツマンシップだ。」と褒められていました。

 

 

一方、国によっては、あきらかにボールがINなのに、「Yeeeeaaah!!(←このボールはアウトだ!な勢いで)」と雰囲気で押し切ろうとしたりする時がたまにあって、笑ってしまった。

 

バレーはチャレンジシステムというビデオ判定が導入されていて、審判の判定に対し、各セット2回までチャレンジを使えます(チャレンジが失敗しない限りは何度でも使え、2回失敗すると、そのセットはもうチャレンジ使えなくなる)

 

なので雰囲気で誤魔化そうとしても、大抵チャレンジされるからあまり意味がないんだけれどね。でも強気で、悪びれもなく押し切ろうとするあのポジティブさは、私も見習いたいなと思った。

 

 

チャレンジでひやっと

前述のとおりのチャレンジシステムですが、今回、最低限の人数で行っているのか、ビデオが出るまでにものすごく時間がかかったり、違うビデオを出してしまったりと、ひやっとするシーンもありました。

 

ブラジル vs フランスの試合だったかな。ラリー中に、ブルーノがタッチネット(審判が見逃し)→ラリーは中断せず続行→ブラジルが得点→プレー後にフランス側がチャレンジ→違う映像が出てしまったのか?→反則をとられずブラジルの得点、というような流れがあり(少し間違っているかも)、フランス側が怒ってました。

 

普段は温厚そうなフランスのティリ監督の抗議や、プレー終了後にトニウッティも「ちゃんとチェックして」と副審に意見していたり。

 

 

日本以外のプレーではイエローカードもけっこう出るし、一触即発状態もけっこうありました。

 

悔しがって椅子を叩く選手もいたり。今回のVNLは久しぶりの国際試合なこともあり、多くの選手たちにとってオリンピック前哨戦なのかな、と思える試合が多かったです。オリンピックメンバー選考もかかっていたし。

 

 

VNL2021の感想・色々

日本チーム

私の個人的な感想ですが。今回は久しぶりの国際試合、しかもコロナの中なのもあり本当に大変だったと思います。

 

長期での遠征が初めての選手もけっこういましたし。こんな状況での海外は色んなことに気も使うだろうし。

 

 

日本人選手は約1か月、ホテル⇔試合会場の往復のみだったらしく、本当に大変だっただろうなと思いました。国によってはビーチやお散歩に行っていたり、だんだん日焼けしていく選手もいたのに・・・笑。

 

オリンピックを想定して行動制限をかけていたのかな、と思いますが、1ヶ月も異国の地で、ホテル⇔試合会場の往復だけだなんて。日本人選手の真面目さが素晴らしいですね。

 

 

日本のOH登録が少ない疑問

オリンピックに出る国のアウトサイドヒッターですが、登録人数で言えば、アルゼンチンが7名、ブラジル6名、フランス6名、ポーランド6名、日本は5名だったようで。

 

強豪国でさえ最低6~7名は連れてきているのに、なぜ日本はたったの5人なのか不思議でした。予算が厳しいのかなぁ?

 

コロナや怪我のリスクもあるし、OHはレセプション、ディグ、ブロック、スパイクと全部こなすポジションなので、他国のように、もう2名くらいは連れて行っても良かったんじゃないかな、と。やっぱり予算が問題なのかなー。

 

 

オリンピックではどこまで行けるか?

日本の試合だけ見ていると、強くなったな~と感じるし、実際、日本男子チームは以前に比べてとても強くなったと思います。

 

本音を言えばメダルをとって欲しい!けれど、強豪国同士の試合を見ていると、残念ながらまだ差を感じます。

 

 

今回の日本のMBのブロック数は、海外チームの他ポジションより少なく、かなり寂しい数字でした・・・。ブロックや守備力をもっとあげ、苦しいセットから決めきる選手があと2~3人くらいいれば、メダルも見えてくるだろうな、思います。

 

 

そのくらい、メダル候補国は恐ろしく強い。

日本戦だと、海外の主力選手が全員そろわなかったりするのであまり分かりませんが、ブラジル vs ポーランドなどのベストメンバー同士の戦いを見ると、唖然とします。まさに、別次元の戦いです。

 

 

ちなみに日本の場合は、石川選手が”out of the system and with 3-men-block!!”とか、”彼は目に映る全てのものが把握できている”とか、すごい褒め方をされています。今回は、清水選手もとても安定していて、頼もしく感じました。

 

 

フランス

強豪国って、レセプションが乱れても、苦しいセットから決めてくる選手が、チーム内に複数いるんですよね、恐ろしいことに。

 

サーブレシーブを乱れずにとれれば、それはもう最高だけれど。今はラインぎりぎりのサーブを戦略的に打つ選手も増えてきてるし。

 

ポーランドには130キロ超えのサーブを打ってくる、レオンという選手がいるし。

 

 

フランスのヌガペトという選手は、苦しいセット(サーブレシーブが乱れ、攻撃枚数を減らされ、ブロックが3枚ついたりする状況)でも、3人のブロッカーを嘲笑うかのように打ち抜いてくる。

 

海外の解説者は、対スロベニア戦の時、「苦しいセットでのヌガペトの決定率はほぼ100%!」と興奮していたくらいすごかったです。

 

 

ブラジル

もちろんブラジルも別次元・・・。

 

記憶に新しい国際試合でいえば、2019年のワールドカップでMVPをとったブラジルのアランという選手。彼でさえ、ブラジルにはもっとすごいウォレスという選手がいて、スタメンにほぼ選ばれないという、信じられない状況なんですよね。

 

海外の解説者にも、「アランは世界的に見ても素晴らしい。けれど、ウォレスじゃない。」と、今回のVNL2021では言われちゃってました。もうなにそれ意味わからない、って思うよ。

 

 

日本以外の試合

日本のチーム以外の試合を見る方は、バレー経験者か、よっぽどのバレー好きだと思いますが、見たことない方でも、ブラジル、ポーランド、フランスあたりは本当に面白いので、是非おすすめです。

 

ブロック連発、メガラリー連発、今、空飛んでましたよね!?と思うような高さからのスパイク連発。バレーってこんなに面白いの!?と思うこと間違いなしです。

 

それにしても、ほぼ100キロ超えでくるボールを、ラケットもバットも使わず、腕で受けてあげる・・・。男子バレーって、ものすごく恐ろしいスポーツなんじゃないかと、ここ数年、特に思う。

 

 

日本チーム以外なら、おすすめの試合は?

今まで、日本チームの試合しか見たことない、という方は、ブラジル、フランス、ポーランドあたりを見てみると面白いと思います。有料ですが、バレーボールTVという海外のサイトで私は見ています←英語解説のみ

 

 

例えるなら、石川選手のように決めてくる選手が3人いて、リベロが8人くらいいて(←分身の術か瞬間移動を使ってますよね?と思うレベル)、信じられないレベルのビッグサーバーが4人いて、という試合が見れます。

 

 

主観ですが、今回のVNL2021で面白かったな、と思った試合を書いてみます。試合結果は書きませんが、途中の流れは少しだけ書きます。

 

 

オススメ1位: 決勝戦 ブラジル vs ポーランド

みんなのサーブがもはやミサイル。1分に1回はミサイル発射音が聞こえる試合でした。

 

ブラジルのスタメンはウォレス、ルカレッリ、ルーカス、ソウザ、レアル、ブルーノ(だったはず)とベストメンバー。ポーランドチームはあまり詳しくないのですが、クビアク、クレク、レオンとそろっていたので主力かと。

 

ブラジルのMBイザックは前日のフランス戦で若干負傷したらしく、大事をとってお休みでしたが、ソウザがすごい。準決勝のvsフランス戦のソウザもすごかったけれど。

 

ブラジル vs ポーランドは、あれ?もうオリンピック始まってます?と思うような戦いでした。興奮しすぎて、1、2セットだけで、別チームの3日分試合を見たくらいの疲労感。

 

 

 

特に、2セット目10-9の時がすごくて(↓)、解説者2人も「うひゃー!!!!」「ひゃっひゃっひゃっ」という声が出てしまってるほど。

レアルのスパイク→クレクのブロック→ソウザのクイック→クビアクの素晴らしいディグの後、

 

ブラジルの4人(レアル、ウォレス、ルーカス、ソウザ)が、一斉に攻撃態勢に入ります。

 

 

どっちに上がる!?

 

 

本気の攻撃態勢、素晴らしいミドル2人。

 

このプレーで解説者二人が「おかしいほどすごい!VNLで最高のプレーだ!うひゃー!」「もうマイクを置いて帰りましょう!!」とかすごく盛り上がってました。

 

ということで、ブラジル vs ポーランドの決勝はおすすめ。結果が分かっていても楽しめると思う。

 

 

オススメ2位: ブラジル vs スロベニア

どちらが勝ったかの試合結果は書きませんが、途中経過を少しだけ。

 

ブラジルのスタメンは、ほぼベストメンバーでしたが、1セット目はなんと、15-25という信じられない結果。海外の解説者の方も、”よく聞いて。ブラジルが15だよ!”と信じられない様子。

 

3セット目も9-16と離され、イザックがひっぱりだされ・・・。

 

ただし、点数差が大きくても、ブラジルは攻めたサーブばかりで、弱気サーブを打つ人は一人もいませんでした。こういうところも強いブラジル。

 

最後の最後まで面白い試合なのでオススメ!

 

 

オススメ3位: ブラジル vs フランス

メガラリー連発です。ここもすごい試合です。強豪国同士の戦いってこんななんだ!と思うはず。

 

VNLではメガラリーの後流れるのが、Forever by Martin Garrix & Matisse & Sadkoという曲。その曲に合わせて流れるリプレイがまたみんな格好良いです。

 

 

アメリカ vs フランス

どちらも好きなチームなのであげてみた。

 

今回のVNL、アメリカは決勝に残ることを目的というよりは、オリンピックに向けての選考やデータ集めをしていたと思います。

 

バレーボールTVでは、タイムアウト時も全部映像や音声が流れてしまうので、アメリカは徹底してコソコソしていました。日本も、ブランコーチは英語で話すので、全世界に戦術が聞こえてしまうし、大事な試合中は真似してみても良いかも。

 

アメリカはそうそうにオリンピックRosterも発表していたし、そして選ばれたメンバーも予想通りでした。ジェンドリックやパッチが控えなのが残念だけれど、まぁ仕方ないかな。

 

 

ブラジル vs イラン

ブラジルはほぼ控えメンバーでのスタートでしたが、イランの善戦により、いつの間にかレアルとイザックも出てきた。

 

ブラジル戦、イランのセッターはマルーフ、海外の解説者でも、彼を魔術師と呼ぶ人が多い。個人的には、レアルとマルーフの駆け引きが面白かったです。

 

ネット際、レアルがマルーフの手を使ってブロックアウトを狙ったのですが、マルーフがさっと手を引いてブラジルのボールアウト。一瞬、あれ??と呆然とするレアルやブラジルチームが新鮮でした。

 

 

イラン vs スロベニア

イランのスタメンはマルーフ、サレイヒ、サイード、ミラドなど、スロベニアもスターン、チェブール、ロプレット、アーノットなどのベストメンバー中心だった記憶が。

 

1セット目はイラン・サイードのブロックが素晴らしく、スロベニアが哀れなほど乗れず。スロベニアの2枚替えも何もワークせず、対ブラジルに25-15で1セットとったチームとは思えないほどのくずれっぷりでした。

 

対フランス戦で活躍した若手選手モジィッチを投入しても、途中、21-6と、バレーとは思えない点数差に・・・。でも2セット目から面白いのでオススメ!

 

他にも面白い試合は沢山あるのですが、何せ私の記憶が曖昧なので・・・また思い出したら追加していきたいと思います。

 

 

おまけ:VNL2021順位(私の予想が当たった)

VNL2021、男子バレーの順位は、

1位: ブラジル

2位: ポーランド

3位: フランス

4位: スロベニア

日本は11位でした。

 

ちなみに、1か月前のブログでは、下記の順位を予想していました。※私の予想①から

1位:ブラジル

2位:ポーランド

3位:フランス

4位:アメリカかロシア

 

なんとびっくりなことに、4位以外あたっていたから、1人で喜んだ。ふふ。

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